原爆の日で思い出すの、今でも中学生の時に行った平和記念資料館のジオラマの前通りがかった時に「こんなに酷かったんだね……」って同行の友人と話してた横を「こんなもんじゃなかったよ……」ってほんの一瞬短くボソリと呟いて通り過ぎて行った老婦人の声なんだけど、私はその言葉を今も忘れられない
— 枝音エッ (@chicken_edda) 2021年8月5日
被曝体験者の講話とか、式典に参加したりとか色々あったんだけど、何を詳細に語られるより見るよりも、「こんなもんじゃなかった」光景の中只中にいた人の途方もなさになによりも胸が潰れた そういう随分昔の話
— 枝音エッ (@chicken_edda) 2021年8月5日
でも「こんなもんじゃない」風景を見たあのひとは何を見にあの日あそこに来たんだろうって今にして思うことではあるんだけど、もしかしたらたとえば父母、たとえばきょうだい、たとえば友人の遺品があそこにあって、あのひとはその誰かの遺品に会いに来てたのかもしれない
— 枝音エッ (@chicken_edda) 2021年8月6日
一緒にいた友人はこのこと覚えてるかな……というか、そもそもあのひとの言ったことが聞こえてたのかな、それとも人混みの中で私だけの耳に届いてしまったのかもしれないな……と思うんだけど すべて今はもう知る由もないのだけど、8月6日になると今もあの声が耳に蘇る 言ってしまえばそれだけの話
— 枝音エッ (@chicken_edda) 2021年8月6日