母が自殺して完全に壊れてしまった子がいて、僕もずっと対応してたんだけどもうこれはダメかもと僕でも一瞬思いそうになるほど大変だった、最終的に入院して、そこでもまたさらに大変そうで、でもとにかく大丈夫きっとうまくいくよと言い続けたんだけど、なかなか大変な子がいた。でもある日のこと。
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
僕がこの絵を描いてアップしたらこの絵の場所見たことあるってメールしてきてこれ熊本の畑の近くだよーと返すとその子が小さい頃の記憶と繋がってたみたいで、その時のことを強く思い出したらしい。とても安心してた時のことだったと。笑ってたお母さんのことを思い出し愛されてたのかもと思えたらしい pic.twitter.com/uevZxiRSte
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
ずっと頭の中に強烈な映像が残ってて離れなかったの。あの絵を見たときに思い出したの。笑ってるお母さん。わたしはもしかしたら愛されてたのかもしれないって。それからなんか変わった。先生もびっくりしてるよ。
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
とメールがきた。だから僕は絵をあげるよと言った。するとその子はいや絵を買いたいと pic.twitter.com/8Y4YJFbo2p
その子は退院後、働き出して、冬のボーナスが12月に出るからそれで定価で買いたいって言って。それならと僕も了解した。でも信用してるから、絵を明日先に送ってあげることにした。ほんとに心優しい子なのだ。母ちゃんも成仏したはずだ。自分で自分を救ってあげようとしてるその子見てたら、
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
いのっちの電話をやってほんとによかった、幸せだと思った。その子は今自分を大事にしはじめてる。その変化、成長に僕は胸がいっぱいだ。幸せな気持ちになる。人間ってすごいなと思う。一生の友達だから、困ったら助け合おうぜと伝えた。喜んでくれた。
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
僕も無茶苦茶嬉しい。ありがたい。感謝してる。そして僕が描いた自分の絵にも感謝してる。君が人の命を救ったんだよと絵を褒めたい。これは僕の力じゃなくて絵の力だ。絵さんありがとう。人の命を救ってくれて本当にありがとう。画集にも載せたからみんなもこの絵見てほしいっす。 pic.twitter.com/mFM9MzYaZY
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
そしてなによりもこのいのっちの電話に救われてるのが僕自身である。僕は一生いのっちの電話をやると決めてるのだが、それは意地でもなんでもなくて、ほんといまの僕の幸せを作ったのがいのっちの電話なのだ。だから感謝のつもりで一生やると決めたのである。今から死ぬまで僕の感謝タイムなのだ。
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
大丈夫、きっとうまくいくよ。
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2020年10月8日
そう言い続けて10年目。なにかが変わりはじめてるのを僕は感じている。